躁うつ病

躁うつ病とは

まず気分障害とは、気分が沈んだり、陽気になったりする症状です。以前は感情障害と呼ばれていましたが、泣いたり笑ったりする感情の起伏の症状というよりも、もっと長く続く身体全体の調子の病気という意味で、気分障害と呼ぶようになりました。
症状が重い時に、一時的に妄想や幻聴などの精神病的な症状がでることもありますが、いわゆる精神病には含まれません。

気分障害には、大きく分けて2つあります。
1つはうつ病、もう1つが双極性障害(躁うつ病)です。
うつ状態と躁状態が出現する症状です。躁状態だけの人も、いずれうつ状態が出てくることが多々あるので、双極性障害とほぼ同じ病気と考えて構いません。

双極性障害は、100人に1人位しかかからない病気で、誰でもなりうる「うつ病」とはかなり違います。いったん症状が回復に向かっても、放っておくと、根本的な要因が解決されないままでいるので、ほとんどの人が数年以内に再発します。
よって、注意深く見守る必要があります。

躁うつ病の原因

躁うつ病の主たる原因は、遺伝的な体質により、セロトニンなどの神経伝達物質に対する過敏性があり、そのために、これらの神経伝達が不安定になることだと考えられます。
遺伝病とは異なり、このような体質を持っていても病気になるとは限りません。
逆にこの体質には良い面もある場合もあります。

ストレスは発症のきっかけにはなりますが、直接の原因ではありません。

躁うつ病の症状

躁状態では、気分は爽快で楽しくて仕方がなく、夜はほとんど寝なくても平気で疲れを知らずに活発に活動します。
多弁で早口になり、ほとんど口をはさめません。
自分は周囲から尊敬されている素晴らしい人間だと確信して、とんでもない行動に出る場合があります。

仕事に関しても、最初のうちは仕事がむしろはかどるかもしれませんが、あっという間に壁にぶち当たると、ちょっと口をはさむだけで怒り出します。
人の行動などが気にかかりなかなか仕事などにも集中できません。

うつ状態だった人が急に躁状態になること(躁転)はまれでなく、一晩のうちに躁転することもあります。
逆に躁状態の人は、症状が回復に至るまでには多かれ少なかれうつ状態を経験します。

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