過喚起症候群(過呼吸)

当研究所では、様々なクライアントの今の心と体の状態や、過喚起症候群(過呼吸)の症状に合った催眠療法、心理療法を行っています。

過喚起症候群(過呼吸)とは

精神的な不安や心の葛藤によって過呼吸になり、手足や唇の痺れや動悸、目眩、吐き気等の症状が突然引き起こされ、息を吸うことは出来ても上手く吐くことができない状況になってしまう症状です。そして、血液中の二酸化炭素が少なくなりこのような症状として起きます。 特に若い女性に多くみられ、男性や高齢者にもみられることもあります。

また、両手の指や口の辺りがしびれた感覚に襲われ、胸苦しさや死の恐怖などを伴い、特にひどい状態になるとテタニー症状と言って、指が痙攣したようになります。まれに意識がもうろうとする場合もあり、この時には激しい過呼吸の相と無呼吸の相が交互にくり返す状態になったりします。 死の危険や後遺症はありませんが、時間と共に回復に向かっていきます。 個人差があり生涯1度しか出ない人もいれば、頻繁に起きる人もいます。

過喚起症候群(過呼吸)の原因

何事に対しても精神的不安になりやすい性格の人に生じやすいようですが、性格に関係なく現実の過剰な心理的ストレスや、過度の運動でも症状として表れることがあります。 過呼吸発作は、パニック障害の一症状としてみられる場合もあります。

持続的な不安、不信、不満や心理的緊張、怒り等、気分を興奮させる状況で生じやすく、疲労、過労、睡眠不足、風邪等による発熱でも発症は助長されます。  しかしながら、原因や要因が簡単に分からない場合も多く、幸せいっぱいの平穏な生活を送っている人にも無意識(自分では気づかない)に生じる場合も多々あります。このような場合、平穏ゆえの空虚感、漠とした自分でも自覚しがたい焦燥感が背後にあると思われます。

ストレスの身体反応には臓器選択性というものがあり、臓器にはそれぞれの症状に意味があります。 ストレスによって、ある人は胃腸症状(我慢)になり、ある人は頭痛(心と思考の葛藤)になり、そしてある人達は過呼吸症状(言いたい事が言えない)になります。

そのため、おそらく過呼吸発作を生じやすい体質、環境というものが存在するのだろうと考えられます。 このような臓器選択性と体質の関連についてはまだ医学的にほとんど解明されていないのが現状です。

過喚起症候群(過呼吸)の治療法

簡単な対処法としてペーパーバッグ法があります。紙袋を口にあて、吐いた空気を再度吸い込むという行為をくり返し、血中の二酸化炭素濃度をあげる方法が一般的です。

突然の過呼吸発作のため不安になり病院等に運ばれてくるような人には、不安が強すぎるために精神安定剤等の注射や投薬が有効です。

しかし、突然の発作は予期せぬことでもあり、対症療法で補っていても根本的な要因は解消されません。 この症状の知識をしっかり身につける事が大切だと思います。

発作の原因となるような意識された日常生活での不満、不安、怒り、というものがなんとなく自覚できるならば、さらにその点を整理し、また自分の心と向き合い、明確にしていくことが大切で、カウンセリング、心理療法等などで、それらを言葉として発散できるような方法が効果的と思われます。

過呼吸症状は、うつ病、パニック障害、強迫神経症などの精神的な疾患の随伴症状として生じることもあります。

その場合は、それら元の要因や原因となっているものも併せて行っていくことが必要と思われます。 過呼吸の多くは、体質的、心理的興奮、環境のストレス等で起きやすくなるものです。また、周囲に迎合しすぎる自分を責めてしまう人も少なくありません。

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