更年期障害

当研究所では、様々なクライアントの今の心と体の状態や、更年期障害の症状に合った催眠療法、心理療法を行っています。

更年期障害とは

一般的に女性は約48〜52歳の間で閉経を迎えます。
更年期の変化はこの期間以前に始まり、40代そして30代後半から月経周期の変化があらわれ始め、月経の日数や量が変化したり、周期が乱れたりすることがあります。

更年期障害は個人差も大きく、時には症状そのものが時間とともに変化する事が多いようです。
このホルモンの量の変化に身体が慣れるまでの間に、様々な不快な症状が出ることをいい、ほてり・のぼせ、発汗、不眠、頭痛、うつ症状などがあります。

最近では、10代、20代、30代前半の女性に更年期のような症状がでる若年性更年期障害も増えつつあります。安易にほっておくと大変で様々な弊害を引き起こすことになります。
更年期にはうつ病が多くみられますが、ホルモンのバランスなのか日々のストレスのどちらかが原因かははっきりしていません。どのような原因であっても、情緒面でのストレスは体内のビタミンB群を減らして、身体疲れや心の不安、いらいらを引き起こします。エストロゲンの濃度が高くなると体内のビタミンB6が減って、うつ状態があらわれることも多々あります。ピル等を服用中の人や、ホルモン補充等を受けている人にもうつ状態になるケースがあります。B6はエストロゲン濃度を調整する肝臓の機能を助けることも認められています。

更年期障害の主な症状

・精神神経系
うつ症状、不安感、頭痛、めまい、耳鳴、不眠
・消化器系
胃のもたれ不快感 、吐き気、食欲不振、便秘
・知覚運動器系
肩こり、腰痛、関節痛、しびれ
・血管運動神経系
ほてり、のぼせ、動悸、発汗
・外分泌系
口腔、外陰部の乾燥感
・泌尿器系
頻尿、排尿痛、残尿感、血尿、尿失禁
・生殖器系
月経異常、膣乾燥感、性欲低下

更年期障害の治療方法

薬物療法
自律神経系薬、向精神薬、漢方薬等、肩こり・頭痛・更年期によってあらわれる症状の薬

心理療法
心因性のものにはカウンセリング、催眠療法

ホルモン補充療法
ホルモン剤を服用し、不足している女性ホルモンを補い、更年期障害を原因から治療

運動療法および食事療法
バランスのとれた食事を日常生活にとりいれる。更年期に負けない心と体をつくる。

男性更年期障害とは

最近では、日本でも男性更年期障害が認知されつつあります。
女性更年期障害は婦人科で診てもらえますが、男性の場合は内科、神経内科、心療内科、精神科、整形外科などを受診し、特に泌尿器科が主となることが多いです。

女性の場合は、更年期障害の原因は閉経により女性ホルモンの分泌が急激に低下することによってほてり、のぼせ、発汗など血管運動系に関する症状が出てくるとされています。
しかし、男性の場合は、はっきりした現象はありませんが、徐々に男性ホルモンの分泌が減っていくこともあり、中年期を迎えると様々な加齢症状が出てきます。
その他にも社会的環境の変化や心理的要因は男女共通して原因となり得ると考えられています。

男性更年期障害は主に40〜50代で発症します。この年齢はリストラ、夫婦間の問題親族の介護等、仕事やプライベートの事情でストレスがたまりやすい時期でもあります。
うつ病やストレス過度による自殺が多いのもこの世代です。こういったストレスも男性更年期障害の精神的症状、心理的症状の原因の1つと考えられています。また、加齢に伴う男性ホルモン分泌低下の影響によって、性機能症状が出てくる時期でもあります。

男性更年期障害の主な症状

・精神的・心理的症状
抑うつ、いらいら、神経過敏症、不安、疲労倦怠感、気力減退
・身体症状
発汗、ほてり、睡眠障害、持続力低下、体力低下、筋肉痛、骨密度の低下、自律神経失調症
・性機能症状
肩こり、腰痛、関節痛、しびれ

男性更年期障害の治療方法

・男性ホルモン補充療法(TRT)
・カウンセリング
・催眠療法などの心理療法

若年性更年期障害とは

卵巣の衰えにより女性ホルモンの減少する更年期障害に対し、若年性更年期は、卵巣に異常がないのに一時的に女性ホルモンの分泌が減少することが特徴です。
若年性更年期障害はホルモン分泌を促す脳機能が低下して女性ホルモンが作られなくなる状態です。

主な原因は、仕事の責務、人間関係での悩み、急激なダイエットなどの心身に対するストレスによるものと考えられています。脳がこれらの強いストレスを感じると、ストレスに対応することを最優先にしてしまい、同じところで調節されている女性ホルモン(エストロゲン)分泌は後回しになってしまうのです。エストロゲンは脳から卵巣への指令がないと分泌できないので、卵巣に異常がなくても月経が不規則になったり、不妊症になったりと、更年期と同じような症状が表れます。また、血液の流れを悪くする喫煙や運動不足も不快な症状を招きやすくなります。

若年性更年期障害の主な症状

・冷え性、月経不順、月経が止まる
・めまい
・不安、いらいら
・頭痛
・不眠、無気力
・疲労、脱力感

若年性更年期障害の予防方法

・規則正しい日常生活、食生活
・ストレスをためない
・カウンセリング
・催眠療法などの心理療法

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