「催眠療法の横浜催眠心理研究所」のご紹介

こんにちは。疑問、質問のメールありがとうございます。

“nakachan”さんがお友達を心配し、また、お薬に対しての不安や医者に対して不信感を持たれている様子が伺われます。
おっしゃる通り、お薬は症状を“抑える”ことが目的です。また、詳しいお話を伺わないと判断は難しいのですが、お医者様は、患者さんの伝える症状を抑えることを第一に考え、処方されていると思われます。ただ、目的はやはり、“症状を抑える”という事です。
お薬を上手に服用することが、治療につながることかもしれません。

結論から言いますと、うつ病は必ず治っていく心の病気です。
私もMR時代、医者にうつ病薬等の説明をする時は、3ヶ月間は少ない錠数から投与して様子をみてくださいと説明していました。そして、効果が無い場合は、処方を変えたり、カウンセリングや他の療法にてケアする等、お薦めすることも方法のひとつとしてお伝えしたこともありました。

この“3ヶ月間が重要なポイント”となってきます。
落ち込みなどに至っては、2週間前後で立ち直っていくものです。しかし落ち込みから立ち直れず、不眠になり心と身体のバランスを失うと、うつ状態へと悪化していきます。
クライアントさんは、このバランスを失い耐えられなくなり、医療機関に行かれると思います。そして、抗うつ薬や精神安定剤（マイナートランキライザー）、不眠のための睡眠導入剤を投与され様子を見られると思います。薬というものは、効能、効果もあれば副作用もあります。だからこそ、3ヶ月間なのです。
薬によって、この3ヶ月間で、睡眠もとれ、精神状態が安定して、“nakachan”さんがおっしゃっているように、症状を「抑えている」間にご本人がなぜこのような状況に陥ったかを受け入れ、乗り越えていく期間なのです。
この期間に症状が緩和していくケースと更に悪化してしまうケースがあります。
私としては、まずは、3ヶ月間、医者の処方薬での治療をお薦めします。

しかし、3ヶ月以上飲み続けると、習慣化してしまう場合があります。飲み続けて大丈夫だろうか？という疑問を感じ、本来飲みたくないのに、飲まない不安を安心に変える心が強まり、薬に依存してしまいます。依存してしまうと、強いうつ薬へと心も身体も要求し、医者にも求めていき、どうにもならない状況に陥ってしまうことも多々あります。
よって3ヶ月間で効果が表われない時は、カウンセリング等、心理療法をお薦めします。
この様な症状に至るには必ずといっていいほど要因があります。
うつ病に限らず、様々な病気にも共通することですが、特に心の病は、お一人お一人事情や要因が異なります。　また医療機関に行かれるタイミングも個々に違いますので、一つの形にとらわれないことも重要なのではないでしょうか。

当所にも、1日の投薬錠数の多い方から、お薬を服用されていない方まで幅広く来られていて、その方の今の心の状態を見ながら、指導しています。
意識にはカウンセリング、無意識には催眠療法によるリラグゼーションにて、心と身体と頭（思考）を休ませ、その要因をご自身で受け入れ乗り越えて行けるよう導いていく方法です。

また、“一生薬を飲み続けていかなければならない”ということはありませんよ。ご安心下さい。
今のお友達の治療方法としてですが、3ヶ月間以上薬を飲み続けておられ、効果が無いのでしたら、様子を見ながらカウンセリングや他の心理療法をお薦めします。
どのような方でも、詳しくお話を伺わないと判断出来ないことなので、ご自身の判断だけでお薬を突然やめることは危険です。専門家にお薬を減らすことを相談するのも方法の一つかと思います。

また、誰にも話せず、一人で考えている状態はとても苦しいものです。
ご家族やお友達にお話だけでも聴いてもらえたら、ご本人が苦しみを乗り越える大きな心の支えになります。“nakachan”さんのように、冷静に考えて、疑問の解決に協力してもらえるお友達は、きっととても心強いと思いますよ。

当所では、今服用されている薬のメモか薬をお持ち頂ければ、ご説明、ご相談にお答えできると思います。
初回相談は無料（1時間位）ですのでお気軽においでください。